今回は曲のエンディング方法その3です。
その1とその2はこちらです


前回までのおさらい
以下のような曲の最後↓を
3-6-2-5を繰り返して、このように変化させて、
逆循進行にします↓
前回は、
どのようにトニックに戻るか
をご紹介しました。
今回は肝心の3-6-2-5で何を演奏するべきか、という
フレージングについての記事です。
逆循のフレージング
3-6-2-5を繰り返す、ということは、
Em7b5 | A7 | Dm7 | G7の4小節を繰り返すわけですが、
そこで使うスケールで、一番サウンドしやすいのは、
以下のスケールおよびフレーズになります。
1〜2小節目の下に書いてある
と読みます。
解決先のDのハーモニックマイナーと、
始まる音は違えど、全く同じ音使いのスケールになります。
スケール名の下に指定してあるフレーズをストックし、
演奏することをオススメします。
自分でフレーズは作らず、先人から学ぶ、ということが大切です。
ジャズの単語を覚える、というのがサウンドさせる近道です。
3〜4小節目はDm7 G7のツーファイブフレーズ
をフレーズ集やコピー譜、または耳コピで集めてストックし、
そのコードにきたときに演奏してみましょう。
フレーズの繋がりの例
3-6-2-5の繰り返しのコード進行でフレーズを繋げていくのは結構難しいと思います。
繰り返しのあいだ中、フレーズを繋げ続けるのは相当熟練の技なので、
まずは4小節の繋がりをいくつかストックすることをお勧めします。
例えばこのようなものがあります。
4パターン書いてみました。
ツーファイブを2つ繋げただけのシンプルな作りです。
上記のような感じで、何パターンか練習で作ってみるのも、楽しいです♪
作っておいたストックを自分のスタンダードにしてしまえば、
迷うことなく、逆循を演奏することができます。
次との繋がり(半音で繋げなきゃ、とか)を考えずに済むので、
演奏も楽になります。以下のような感じです↓
逆循のコード進行には、
他にも色々な演奏法やフレージングがあります。
今回はその1つの方法でしたが、
一番スタンダードで大切な方法ですので、
是非自分の演奏しやすいフレージングをストックしてみてください♪
3-6-2-5-1進行フレーズが掲載されているフレーズ集
逆循進行でも使える「3-6-2-5-1進行フレーズ」、たくさん載っているフレーズ集があります。
それはこちらです↓

このフレーズ集では、私が書き溜めた「3-6-2-5-1進行でのフレージング」を「ジャズスタンダードによく出てくるキー」でご紹介しています。
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