テーマが決まらないときの対処法

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テーマをかっこよく演奏できないなあ・・と悩んでいませんか?

とっても簡単に、テーマの演奏が変わる方法があるんです。

今日からでもすぐに実践できる方法ですので、是非試してみてください。

2つのテーマを聴き比べてください

I’ll close my eyesのテーマを、2パターン演奏しましたので、
聴き比べてみてください。
テーマ1

テーマ2

1は「なんだかつまらない」感じで、
2は「気持ちが込もっているように」聴こえたかな、と思います。

1と2の違いは、ずばり、

半音下の音を足したかどうか

それだけです。

半音下の音を足すって、どういうこと?と思われたと思いますので、
譜面を書きました。
赤い印が、半音下の音を足したところです。

illclose-bend

「赤い印の箇所」を音符で表しますと、
最初の2小節はこのように演奏していることになります。

how-to-bend

「ドッシーララー」というところを、「ドッラシーララー」と演奏しています。

ジャズボーカルの、あの絶妙なこぶしであったり、
ジャズギターのチョーキングであったり、
「ぐっとくる」感じを、「一音付け足すだけ」で表現することができます。

半音下の音を付け足すと、
「自然とブルーノートの音を演奏していることになる」ときもあり、
一石二鳥です。

また、どこに半音下のぐっとくる音を足すか、ということを考えて演奏すると、
一拍一拍に意味が生まれるので、タイムも自然とつかみやすくなります。

半音下の音は、やりすぎるとよくないかもしれませんが、
それは好み次第、という感じです。

全く入れない方が良い場合ももちろんあります。

どういうときに使うのが正しいのか

「どこでこの技を使うか」につきましては、特にルールがあるわけではありません。

自分でここだ!と思うタイミングで入れてみて、

かっこよかったら採用、ちょっと変であったら不採用

という風に決めるのが良いと思います。

半音下の音を入れることでタイムが悪くなってしまっては
逆効果になってしまいますので、
録音して、どんな風に聴こえているか、自分で確かめることをお勧めします。

ジャズボーカルやビブラフォンを参考に

どんなときに、「しゃくり」「チョーキング」を入れれば良いのか、
判断するのが最初は難しいと思います。

ここで大切なのは、音楽を聴いているときの自分の感情です。

なにか課題曲を決めましたら、3〜4人の演奏を聴き比べて、
その曲の「ぐっとくる」部分を探すと、
「半音下を入れるべき場所」が簡単に見つかります。

ジャズボーカルや、Milt Jacksonの演奏などは、
「半音下を入れるべき場所」を探すのにうってつけな、
非常に分かりやすい演奏だなあ、と思います。

まず課題曲を「好きになること」から始める

課題曲を決めましたら、
3〜4人の演奏を聴き比べる、というのは本当にオススメの方法です。

その曲はどんなところが泣けるのか、
どんなところがブルージーな響きがするのか、

これはテクニックや音感に優れていなくとも、どなたでも感じられるものなので、
「ぐっとくる部分」だけを自分に取り入れるように練習すると、
効率が良いです。

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次回は「ソロ・フレーズがパッとしないときの対処法」です。

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