メジャーセブンスコード攻略その2です。
その1はこちら。
ペンタトニックは、適当なアドリブの代名詞ではない
メジャーセブンスコードでは、フレーズ集に載っているような
「メジャースケールで作られたフレーズ」を吹く以外にも、
「メジャーペンタトニックスケールとブルーノート」
を使ってブルージーに吹く方法があります。
「ペンタトニック+ブルーノート」や「ブルーススケール」と聞くと、
コード進行にそむいて、適当にスケール一発で吹く
というような悪いイメージを思い浮かべるかもしれませんが、
それは違います。
正しく使えばペンタトニックはとても素晴らしいアイデアの1つになります。
逆に言うと、「ペンタトニック+ブルーノート」で出来たフレーズを学んでいくことで、
スタンダードのテーマやアドリブの中に、
自然とブルーノートを感じることができるようになります。
ブルーノートのフィーリングを感じているかどうかで、
演奏は全く別物になります。
メジャーセブンスコード上で使えるペンタトニックフレーズ例
例えばBbMaj7(=△7)に合うペンタトニックフレーズには
こんなものがあります。
(1つのフレーズを、2回ずつ繰り返し吹いています。)
これらのフレーズは
Bbメジャーペンタトニック+Bbのブルーノートで出来ています。
(4度の音であるEbが使われているフレーズも入っています。)
また、BbMaj7上で、
Gマイナーペンタトニック
のフレーズを吹いても、ブルージーなサウンドになります。
Bbメジャーの平行調はGマイナーだからです。
Gマイナーペンタトニックのフレーズについては、
こちらの記事で紹介しています。
どちらのペンタトニックとも同じ音が使われているので、自分でストックするときに
「これってBbメジャーペンタ?それともGマイナーペンタ?
どっちに分類すれば良いの?」
と思うかもしれませんが、
どちらに分類しても良いです。
また、ペンタトニックでできたフレーズは
メジャーセブンスコード上で吹く以外にも、
下の画像のようにツーファイブでも使うことができます。
詳しくはこちらの記事で説明しています。
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