同じコードが続くときのアドリブ法【ペンタ編】

この記事は約3分で読めます。

販売中のペンタトニックフレーズ集では省いたペンタトニックフレーズの使い方をご紹介します。

同じコードが続くときのアドリブ法にぴったりな方法を覚えられます

今回ご紹介する方法は「同じコードが2小節続くときのアドリブ法」にもぴったりです。
私がよく演奏している、以下のような方法を詳しく解説していきます↓
ペンタをコードに合わせて使う

同じコードが2小節以上続くときのアドリブ法 ほかにもあります

コードに合わせてペンタを選ぶと、サウンドしやすい

ペンタトニックフレーズ集では

■その曲のキーに合わせてペンタを使う
■ツーファイブ進行において、ツーファイブの解決先のキーに合わせてペンタを使う

という方法をご紹介しました。

今回はそのどちらでもなく、「キー」という概念から外れて

■コードに合わせてペンタを選ぶ方法

をご紹介します。

私は、この

コードに合わせてペンタを選ぶ

というアドリブ法も大好きです。
よりコードにマッチし、Bebopらしいサウンドを得られるからです。

コードに合わせてペンタを使う方法は?

コードに合わせてペンタを選ぶ方法は簡単です。

▼選び方は、この3通りです

それぞれのコードの下に、演奏できるペンタフレーズを書きました。

ペンタをコードに合わせて使う

上記のようにペンタを選ぶだけです。

つまり、

■メジャーセブンスコードやセブンスコードには「メジャーペンタ」
■マイナーコードには「マイナーペンタ」
→どちらとも、ペンタフレーズのキーはコードのルートの音に合わせる

という方法です。

つまり実践的に考えてみると・・

下記のようなコード進行ならペンタの選び方はこうなります。
非常にシンプルですね。

ペンタ選び練習編

理屈は簡単なのですが、その瞬間のコードに随時キーを合わせる必要があるので、演奏は難しくなります。

ここでの注意点

1つ目の注意点

※メジャーセブンスコードがⅣ△7だった場合、「その曲のキーのメジャーペンタ」を演奏する方がサウンドする場合が多い。
4度


2つ目の注意点

※7thコードがⅡ7であった場合、ペンタフレーズはNG。もし使うと、音を外しているように聴こえてしまいます。
ペンタをコードに合わせて使う


3つ目の注意点

7thコードに♭9thのテンションがついている場合、ルート音に準ずるメジャーペンタではなく、「マイナーツーファイブのペアを考えたときのルート音に準ずるマイナーペンタ」の方がサウンドする場合が多い。
フラット9th

販売中のペンタトニックフレーズ集で伝えたかったことは

販売中のペンタトニックフレーズ集では、

「コードに合わせて」ではなく「曲中の広い範囲で使用できるペンタを選ぶ」

というプロセスを主におすすめしていますが、それには

「曲のキー」や「ツーファイブ進行のキーでペンタを選ぶとサウンドする場合がある

という理由と、

「コードに合わせてペンタを使う」ためには「まず1つ1つのキーのペンタフレーズに慣れる必要がある」ので

まずは広い範囲でペンタを大きく使い、各々のキーペンタそのものに慣れたうえで

ゆくゆくは
「コードに合わせて部分的に」
「キーに合わせて広い範囲で」
このどちらとも自由に演奏できるようになっていただきたい

という狙いがあるからなんです。大は小を兼ねる、という感じです。

続きの記事/解説動画

続きの記事はこちら

次回は私のYoutube音源を元にして、実際にどのようにこの方法でフレージングをしているか、お伝えします。

解説動画はこちら

コメント

タイトルとURLをコピーしました