「3コーラスくらいアドリブをしたいな」というときに
■ネタが尽きて頭が真っ白になってしまう
■ツーファイブフレーズとトニックフレーズだけで演奏すると何度も同じフレーズが出てきてしまう
■ツーファイブフレーズとトニックフレーズだけで演奏すると何度も同じフレーズが出てきてしまう
ということはありませんか?
そんなときこそ、フレーズから離れて「スケールパターンのような、モーダルなアプローチ」を少し持っておくと良いかもしれません。
題材曲 : I Mean You (セロニアスモンク作曲)
今回スケールパターンアプローチの題材にする曲はセロニアスモンク作曲の【 I Mean You 】です。Youtubeにアップしている音源を元に解説します。
こちらをクリックすると、私のアドリブ演奏が新規タブで開きます。
完全4度のモーダルパターンでマンネリ打破
私が気に入っているアプローチ法は、完全4度のパターンです。
Youtubeの演奏では、これを3コーラスある内の2コーラス目2回目のAセクションで演奏しました。
【 C楽器用 I Mean You モーダルアドリブ 】
【 E♭楽器用 I Mean You モーダルアドリブ 】
【 B♭楽器用 I Mean You モーダルアドリブ 】
上記のアドリブ演奏の解説と「元になっているパターン」
上記の演奏の『2回目Aセクション』では「完全4度で上がって↑下がって↓」というパターンを演奏しています。
しかし、完全4度を守り続けるというわけではなく、曲のキーに合うように帳尻を合わせています。
↓
アウトしたいわけではないので「1つのスケール(曲のキーに合うもの)の中を」完全4度で行ったり来たりさせています。
↓
アウトしたいわけではないので「1つのスケール(曲のキーに合うもの)の中を」完全4度で行ったり来たりさせています。
正確に完全4度のパターンを並べると、キーがどんどん変わっていってしまうからです。こんなふうに↓
「私が普段よく使うアウトフレーズ6選」の記事より抜粋
しかしながら、元になっているパターンはこれら3つのパターンなんです。
これらのパターンを自分の好きな塩梅で混ぜたり、曲のキーに合うように少し変えたりしています。
「私が普段よく使うアウトフレーズ6選」の記事より抜粋
しかしながら、元になっているパターンはこれら3つのパターンなんです。
これらのパターンを自分の好きな塩梅で混ぜたり、曲のキーに合うように少し変えたりしています。
スケールパターンをアドリブに組み込むときのコツ
モーダルにアドリブするときのポイントは「勇気を持って一定の間、アプローチを貫くこと」です。
こういうスケールパターンみたいなものって指が絡まりやすいので、なるべく早く簡単なフレーズに帰りたくなってしまうのですが、そこをグッとこらえて8小節以上そのアプローチでアドリブを統一できるようにすると、説得力が出て、伝えたいことが分かりやすいです。
アカペラで練習しておいてから臨むと、通したときにうまくいきやすいです。
もうこのアプローチを終わりたい!というときは、音を伸ばしたりドミナントフレーズを演奏したりして、次のコードに解決させると前に進むことができます。
モーダルなフレージングほかにも・・
ほかにも、このようなモーダルフレージングが私は好きです。
I Mean You : Youtube演奏より(クリックすると新規タブで開きます)
この方法について詳しくは「メジャーセブンスフレーズに飽きてしまったら・・サストライアド!」という記事でご紹介しています。
メジャーセブンスと書いていますが、どのコードにも使えるアプローチ方法なので必見です。
メジャーセブンスと書いていますが、どのコードにも使えるアプローチ方法なので必見です。
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