本日紹介させていただくのは「サストライアドアプローチ」です。
初めてブログで取り上げるトピックなのでワクワクします。
どんなコードのときも使えて、長さや音域も自分の好きなようにできるので、アドリブにさらに自由をもたらしてくれる手法です。
このアプローチを試してみると、アドリブに新しい風が吹くはずです♪
今回はメジャーセブンスでの使用例を中心にご紹介します。メジャーセブンスフレーズってマンネリしやすいですが、それを打破するのにピッタリなんです!
サストライアドってなに? まずは演奏例から
サストライアドってあまり聞かないワードですよね。
まずは音源でサストライアドの響きをご紹介します。
【 サストライアドでアドリブ例1】
【 サストライアドでアドリブ例2】
サストライアド、魅力ある面白いサウンドではありませんか?
サストライアドとは&そのアプローチについて
サストライアド 具体的な実践方法
こんなふうに完全4度ずつ離れていればOK↓
たとえば、↑のトライアド(三和音)は「Csus2」にもなりますし、「Gsus4」にもなります。
【 C△7 サストライアド 4つのパターン】
私が気に入っているのは1番左のパターンで、こんなふうに並べ替えて演奏するのが好きです↓
演奏例に戻って考えてみましょう
先ほどのアドリブ例1をもう一度見てみましょう。
【 サストライアドでアドリブ例1】
【 F#△7でサストライアド アドリブの考え方 】
F#△7に対してのサストライアドを考えるときは、F#メジャースケールを基準にします。
メジャーセブンスコードに対してのサストライアドは前述したように4パターン考えられますが、私が好きなのはルート・9th・5thのサストライアドなので、下のようなチョイスになります。
このチョイスは、つまり「C#sus4」=「F#sus2」の響きというわけです。
このトライアドをアドリブで使うと、アドリブ例1のような演奏になります。メジャーセブンスに新しい風が吹いた感じがして、私は好きです!
解決している7thコードでは、オルタードスケールからもサストライアドを選べる
【 サストライアドでアドリブ例2】
【 F△7でサストライアド アドリブの考え方 】
F△7に対してのサストライアドを考えるときは、Fメジャースケールを基準にします。
Fメジャースケールから「sus2」「sus4」になる音程を探し、好きなトライアドを選んで(決めてしまった方が楽です)ランダムに音を並べて演奏してみましょう。
サストライアドはどのコードに対しても使える手法で、私はマイナーセブンスコードやセブンスコードにも使えるよう、練習しています。
【 D♭7でサストライアド アドリブの考え方 】
この場合のD♭7に対してのサストライアドを考えるときは、本来解決しているはずのG♭メジャースケールを基準にします。(Key Of the Moment 『その瞬間のキー』という考え方です。)
【 解決しているセブンスコードでサストライアド アドリブの考え方 】
この例ではやっていませんが「セブンスコードが次のコードに4度進行して解決している場合」は、オルタードスケールからサストライアドを選ぶのもオシャレで楽しいですよ!
【 Gm7でサストライアド アドリブの考え方 】
もし「Gm7」つまり「マイナーセブンスコード」に対してのサストライアドを選びたい場合は、私は「Gドリアンスケール」つまり「Fメジャースケール(=Fイオニアンスケール)」を基準に考えます。
参考音源 元にしたYoutubeアドリブ動画
今回の参考音源は、こちらのYoutube演奏から切り取りました。
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