みなさん、この2つのコードの解釈、あやふやのまま流していませんか?
この2つのコードについて、記事を書いていきたいと思います。
コードあるある
コードやアドリブを勉強し始めて、定番の最初の驚きはこれですよね。
「え、CMaj7とC△7って同じコードなの?書き方は違うのに!」
特にビッグバンドの手書きの譜面だと、
「CMaj7」と「Cmi7」みたいに書かれている紛らわしいものもあって、
ソロで思い切りアウトしてしまったり・・私は学生時代によくやってました。
今回はそれとは少し違うお話なのですが、
「え、そうだったの?!」となりがちな2つのコードについて記事にしたいと思います。
6thコードの解釈
では、まずは6thコードからです。
C6を例に説明します。
理論書は、メジャーセブンスコードやツーファイブのことにばかり触れられているので
「C6」のような6thコードがアドリブのコード進行に突如あらわれると、
「何したらいいんだろう??」と、私も最初の頃は困っていました。
6thコードというのは文字どおり、6thの音がコードに含まれています。
ソロのときはC6=C△7と思ってもOK
つまり、「トニック」として解釈して良いということです。
また、ツーファイブの解決先、である場合が多いです。
C6もC△7も音はほとんど同じで、使われているスケールも同じCメジャースケールだからです。
もちろん、メジャーセブンスコードと違いを出して、
6thの音を意識したフレーズを吹くのも素晴らしいことです。
6thコードはテーマとリンクしていることが多い
ではなぜ、わざわざ6thコードで表記するの?と思うかもしれません。
これは、曲のテーマ(メロディ)が6thを演奏しているので、
コード進行にも6thと表記されていることが多いです。
(メロディに対して、正しくバッキングがとれるように書かれています。)
6thコードで書かれていたら、メジャーセブンスコードではなく、
指示通り、6thコードでバッキングをした方が良いでしょう。
Moritat(Mac the knife)の1小節目を例にしてみました。
メロディのGの音は、コードのルートであるBbから数えて6番目の音です。
次回の記事はb9thのテンションがついたコードについてです。
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