今回も、スタンダード曲「枯葉 Autumn Leaves」を使って、
アドリブ練習法実践編パート3です。
前回は2種類のツーファイブワンをランダムにバッキングに合わせて吹いてみる、
という練習方法についてでした。
難しすぎて出来ません・・という方に
2種類のツーファイブワンをいきなり両方ともランダムに出すのは難しいですよね。
もちろんこれは誰にだって難しいんです、なので落ち込む必要はありません。
そんな方は、ツーファイブワンをどちらか1つ選んで、練習してみてください。
Cm7-F7-Bb△7のフレーズをバッキングに合わせて吹くときは、
Am7b5-D7b9-Gmはお休みします。
休符でかまいません。
こんな感じで、赤い線が引いてある方だけを吹きましょう。
参考音源
これが出来たら、その逆(Am7b5-D7b9-Gmの方だけ吹く)も同様に行います。
片方ずつ練習した方が効率が上がり、
「覚えるスピード」や「当てはめて吹く力」がぐんぐん上がると思います。
これでは休符ばかりで練習に飽きてしまう・・という方に
もしそんなに休符が長いとつまらない、眠ってしまうよ!という方は
どちらかのツーファイブワンのフレーズだけあらかじめ譜面に書いてしまいましょう。
Cm7-F7-Bb△7をランダムに出す練習のときは、
Am7b5-D7b9-Gmのフレーズを譜面に書き込み、書いてある通りに吹く。
こうすることで、Am7b5-D7b9-Gmのコード進行の間は、
頭を使ってフレーズを思い出さなくて良いうえに、
そのフレーズを吹くのに慣れることができます。
それか、どちらのツーファイブワンに対しても、それぞれ1つずつフレーズを選んで、
バッキングに合わせて毎回同じフレーズを吹く練習も効果的です。
(この場合、フレーズを書いた譜面は見るべきではありません。)
Cm7-F7-Bb△7で1つ
Am7b5-D7b9-Gmで1つフレーズを選び、
そのコード進行がくるたびに毎回同じフレーズを吹く。
(フレーズを書いた譜面は見ないこと。)
フレーズを当てはめていく練習は根気のいる作業に思えるかもしれませんが、
スケールを適当に羅列させて吹くよりも楽しく感じませんか?
自分はBebopを吹いているぞ!!!という興奮がモチベーションを上げるに違いありません。
Autumn Leaves でツーファイブフレーズを特訓!
音源4つと譜面を用いて、難易度別に、ひとつひとつの手順をご紹介しています。
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