以前、7thコードが続くような「ツーファイブではない」コード進行を、
自分でツーファイブの形に直して演奏すると、アドリブしやすい、という記事を書きました。
循環の曲のサビをマスター【7thコードが続いたらツーファイブ進行を想定できる】
循環(リズムチェンジ)の曲において、 Aセクションはペンタトニックフレーズ1発で乗り切れないこともないし、 そうでなくても、ツーファイブ進行が目に見えているので、 ツーファイブフレーズの繋ぎ方さえ練習しておけば、なんとかなります。 しかし、...
今回はその逆で、「ツーファイブになっている」コード進行の
ファイブにあたる7thコードは無視して、
敢えてマイナーセブンスコードだけにしてアドリブする方法をご紹介します。
(下の画像のような感じです)
このように捉えて演奏すると、制約が減り、アドリブに自由さが増します。
ツーファイブをマイナーセブンスコードのみで捉えてみよう
How high the moonの最初の8小節でこの方法を適用すると、
以下のようになります。
ツーファイブだったものを、7thコードは割愛して解釈することにより、
4小節を通してペンタトニックで演奏できるようになります。
<ペンタでの演奏例>
下の画像のようにメジャーペンタとマイナーペンタ両方でアドリブしても
次の画像のようにマイナーペンタのみでアドリブしても、どちらでも大丈夫です。
Gメジャーセブンスコードには
GマイナーペンタトニックもGメジャーペンタトニックも両方使うことができます。
GマイナーペンタトニックもGメジャーペンタトニックも両方使うことができます。
Gのマイナーペンタトニック+ブルーノートb5の音が、
Gのメジャーペンタトニック+ブルーノートb3b5b7の音と共通しているためです。
4小節間ずっと「Gのマイナーペンタトニック+ブルーノートb5」のみで
アドリブがとれることになれば、演奏がぐっと楽になりますよね?
次回、実際にHow High The Moonの最初の8小節を、この方法で演奏します。
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