移調の練習〜ちょっと難しい編〜

この記事は約2分で読めます。

今回は、前回の移調の続きです。

前回の記事

移調のコツ〜簡単レベル編〜
今回は移調のコツについてです。レッスンでいただくご質問のなかで、移調の仕方に関するご質問が多かったので、ちょっとしたコツをご紹介いたします。

臨時記号が多い例にしたので、
ちょっと難易度が上がっています。

移調してみましょう

transposition

こちらのC譜を、

Bb管の方はBb譜に、
Eb管の方はEb譜に、

移調してみましょう。

(あとに出てくる譜面で答え合わせができます)

C譜からBb譜へ

C譜
transposition

元の譜面(C譜)の調号を見ると、
シャープが1つのGメジャーのKeyになっています。

これをBb譜にするには、
Keyを全音上にあげる必要があります。

Gメジャーの全音上なので、
「Aメジャー」の調号にします。

あとは、全ての音符をC譜の全音上、だと思って移調していきます。

臨時記号が多いので、ナチュラルなのか、シャープなのか、フラットなのか、
異名同音に気をつけながら書いていきましょう。

C譜
transposition
Bb譜
transposition-Bb

例えば「Bのシャープ」は「Cナチュラル」と書いた方が読みやすいので、
そういう点に注意して移調できると良いです。

C譜からEb譜へ

C譜のKeyがGメジャーなので、
Eb譜の場合は、その短3度下(長6度上)の「Eメジャー」のKeyになります。

音符も、線3本分下に書いていきます。

Bb譜のときと方法は同じで、異名同音に気をつけながら
移調していきます。

C譜
transposition
Eb譜
transposition-Eb

はじめの「Aシャープ」の音は、そのまま線3本分下に音符を書くと、
「F#のシャープ」ということになりますが、

F#をシャープさせるとGナチュラルの音になります。

臨時記号はそういったところが難しいです。

普通に移調するときにも使えます

気に入ったフレーズを他のKeyに移調するときにも、
今回のような考え方で移調するとやりやすいです。

・なんのKeyからなんのKeyに移調したいのか
・何度離れたKeyに移調したいのか

をまずは確認することで、
フラットやシャープを付ける位置が明確になってきます。

コメント

  1. 大澤啓子 より:

    こんにちは。
    わかりやすい解説で、いつも参考にさせていただいております。
    その中で一つ気になることが。
    「調合」は「調号」ですよね。
    よろしくお願いします。

    • コメントをいただきまして、ありがとうございます♪
      ブログを読んでくださり、嬉しいです。

      「調号」の漢字、間違っていました。
      ありがとうございます、直します♪

タイトルとURLをコピーしました