バラードのアドリブソロのコピー譜を見ると、細かい音符が敷き詰められていてビビッてしまった・・という経験はありませんか?
例)音符が細かい!バラードのアドリブソロコピー譜
パニクらず、1つ1つのフレーズを検証してみる
私も【アドリブソロの分析】を自分で行うようになるまで、冒頭に挙げたようなコピー譜を見ると
なんだか細かくて難しそう・・。よく分からない!
と思っていました。
しかしジャズレジェンドたちの【アドリブソロの分析】を行なってみると、
1つ1つのフレーズは、普段使っているフレーズと変わりない
ということが実感を帯びてきたのです。
このことを実感するために、次のことを試してみてください。
倍の音価にしてみると、案外普通のことやってる
難しそうなバラードのアドリブソロを、倍の音価に変換して譜面に起こすとどうなるでしょうか?
【通常の音価で記譜】バラードのアドリブソロ譜面( Mona Lisa より )
↓このソロを倍の音価に変換して譜面に起こすと・・・
【倍の音価に変換】バラードのアドリブソロ譜面( Mona Lisa より )
こう見ると、ミディアムテンポの曲で普段演奏している【普段通りのフレーズ】が浮かび上がってきます。
「バラードだから難しいフレーズを演奏している」とか「バラードだからバラード用のフレーズを演奏している」というわけではないのです。
譜面に起こすと、テンポが遅いのでどうしても細かくなるだけ
併せて音源も聴いてみると、
譜面に起こせば確かに細かい音符に見えるけれど、実際のバラード演奏は「普段演奏しているフレーズを用いた演奏」に変わりない
と分かります。バラードのテンポは遅いからです。
バラードのアドリブソロ音源&コピー譜面( Mona Lisa より )
今回記事に使用したアドリブ演奏は・・
今回記事に使用しているアドリブ音源は、私がYoutubeで演奏した音源を切り取ったものです。
解説動画も公開中です
▼解説動画:バラードの練習法 〜準備編〜
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