ジャズアドリブセミナー 4月24日(金)ジャズスタンダードコース、4月30日(木)新コース は中止とさせていただきます。

チャーリーパーカーから学ぶアドリブ練習法パート2

この記事は約4分で読めます。

前回の「パーカーから学ぶアドリブ法」の続きです。

Yardbird Suiteを題材に、

■コード進行のアナライズ(ツーファイブがどこにあるか、など)
■使えるフレーズの確認

を行いました。

しかしこの曲のコード進行は少し難しく、
これだけでは演奏の準備としてまだ不安が残ります。

前回のおさらいをすると・・

yardbirdblog-5

上記の画像を見てみると、

■ツーファイブではないコード進行
■どのように捉えて演奏して良いのか悩むコード進行

がこの曲には何箇所か出てきます。
一緒にアドリブしやすい解釈を学んでいきましょう。

ツーファイブではないコード進行のアドリブ法

■Aセクション3〜4小節目のC7 Bb7 | A7

yardbirdblog-7
Bb7 | A7というように、7thコードが半音で降ってくるとき、
後半の7thコードを元に、マイナーツーファイブを想定する

というアドリブ演奏法があります。

つまり・・
「Bb7 | A7」を「Em7b5 A7のマイナーツーファイブ」と想定する
という方法。

今回はC7 Bb7 | A7という進行ですが、C7の音使いにも
Em7b5 A7のツーファイブフレーズの音使いはバッチリ合います。

 


■Aセクション5〜6小節目のD7 | G7

yardbirdblog-7

D7 | G7には、主に2通りの演奏法が考えられます。

D7→G7はちょうど4度進行して解決していますので、
「D7のドミナント7thフレーズ」と「G7のドミナント7thフレーズ」を
連結して演奏する、という方法。
D7からG7へ、4度進行している、という点を使い、
「D7」を「Dm7」というコードに頭の中で変換する。

「D7 | G7」を「Dm7 | G7というツーファイブ」に想定し直して演奏する
という方法。

2つ目の方が簡単かもしれません。

サブドミマイナーやサビのアドリブ法

■Aセクション2小節目のFm7 Bb7

yardbirdblog-7

Fm7とBb7は、度数で考えると
「4度マイナーセブンスコード」と「b7度セブンスコード」
(どちらもサブドミナントマイナーの役割)の組み合わせです。
ここでCマイナーペンタトニックのフレーズを使うと、とってもよくサウンドします。

これはどんな曲でも応用できることですが、
■4度マイナーセブンスコード(サブドミナントマイナーコード)
■b7度セブンスコード(サブドミナントマイナーコード)
→その曲のKeyのマイナーペンタトニックフレーズがカッコいい!

という裏技があります。


■Bセクションの1小節前と、3小節目のF#m7b5 B7 | Em

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F#m7b5 B7 | Emというマイナーツーファイブワンが2回登場しますが、

Emに着地する=EマイナーのKeyである
という考え方で、
「F#m7b5 B7 |Em」に対して「Eマイナーペンタトニック」を使うと、
カッコよくサウンドします。

もちろん、Eトニックマイナーフレーズ1発(=Eメロディックマイナー)で
乗り切ってもOKです。

コード進行に対して使えるフレーズをまとめると・・

なんだか難しい内容になってしまいましたが、
実はシンプルなことを書いています。

下記の画像に使えるフレーズをまとめてみました。
実際に該当するフレーズを使用して、どんなサウンドがするか試してみてください♪

yardbirdblog-2

チャーリーパーカーのソロの内訳は・・

最後に、チャーリーパーカーの演奏するYardbird Suiteのソロ
フレーズの内容の内訳を、赤文字で表記してみました↓
yardbirdblog-1

Aセクションの3〜4小節目
Em7b5 A7のマイナーツーファイブフレーズが演奏されています。
(Em7b5 A7のマイナーツーファイブフレーズ=Dハーモニックマイナースケールから出来たフレーズ)
Aセクションの2小節目
Fm7 Bb7のツーファイブフレーズ(Fm7 Bb7は本来Eb△7に解決するので、Ebメジャースケールの音使い)で毎回演奏されています。
Bセクションの1小節目
EmではEのトニックマイナーフレーズ(=Eメロディックマイナースケールから出来たフレーズ)が演奏されています。
Bセクションの7〜8小節目
D7 | G7では、D7の時点からGのBebopスケールが使われており、
パーカーはこの2小節を「Dm7 G7のツーファイブ」として処理していることが分かります。

パーカーのニクい!音使い

そしてこの曲で是非トライして頂きたい渋い!音使いがあります。

それは、アドリブ1コーラス目最後のAセクション6〜8小節目です。

ここの6〜8小節間↓
yardbirdblog-6

この曲はCメジャーの調性を持つ曲ですが、
そこであえて、Cマイナーペンタトニックのフレーズを使って、
ブルージーにソロを締めています。
パーカーは、EbやBbの音が入った「Cマイナーペンタトニック」のフレーズを
使っています。
Cから数えてEbはb3度、Bbはb7度です。
b3度、b7度の音のことをブルーノートの音、と言い、
ブルージーなサウンドがします。

是非、この曲のAセクションでCマイナーペンタトニックフレーズを使って、
ブルージーな響きも試してみてください♪

※Bセクション1〜4小節間は、Cメジャーの調性から少し転調するので、
使うとしたら、Eマイナーペンタトニックが良いです。

 

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