チャーリーパーカーから学ぶアドリブ練習法

この記事は約4分で読めます。

私は、どの曲でも共通して「同じ練習順序&同じ方法」で
アドリブを練習・完成させていくのですが・・

その方法には以下のようなメリットがあります。

■アドリブを展開させていくことが容易になる
■アドリブしやすいようにコード進行を読めるようになる!
■曲によってアドリブのクオリティが極端に下がることがなくなる

今回は、チャーリーパーカーの曲を題材に、
オススメの練習の順序(他の曲に応用可)と、
パーカーのフレージングについて、紹介させていただきます。

Yardbird Suiteを題材に・・

Yardbird Suiteというチャーリーパーカーの曲を題材に見ていきます。

ではまず、Yardbird Suiteのコード譜をご覧ください。
yardbirdblog-4

理想では、このコード譜を見た時に、パッと「ここがツーファイブ進行だ!」
というのが分かると、アドリブしやすくなります。
→→ なぜなら、ツーファイブ進行に対して、
ツーファイブフレーズが瞬時に使えるようになるからです。

しかし、それは練習を積まないと難しいので、
まず初めに、どの曲でも必ず、していただきたい下準備があります。

ツーファイブ進行には「カギカッコ」
7thコードから4度進行するところには「矢印」を書くこと
(譜面上ではアプリの都合上、スラーになってしまっていますが)

これをどの曲を練習するときも必ず徹底してください。

また、3〜4小節目のように、
Bb7→A7と「7thが半音で進行している箇所」には、
点線の矢印(画像ではスラーになっていますが)を書けると尚Goodです。

Yardbird Suiteコード進行をアナライズすると・・

カギカッコ、矢印を書いてアナライズしていくと、以下のようになります。
yardbirdblog-3

ここで補足です。
少し難しいお話ですが、ここまで見分けられるとさらにGood!です。

この曲はCメジャーの曲ですので、
■2小節目のFm7は4度マイナーセブンス=サブドミナントマイナー
(=同主調の「Cマイナー」から借りてきたコード)
■2小節目のBb7もb7度セブンス=サブドミナントマイナーの代理コード
↓↓
よって、「Fm7 Bb7」は「サブドミナントマイナー」という役割
を持つコードとなります。(へぇそうなんだ、くらいで今はOK)
サブドミナントマイナーコードでは、
Cメジャーのときに当たり前に使っていた「Bナチュラル」の音を使うことができません。
また、コードトーンに「Eナチュラル」ではなく「Eb」が含まれているので、
C△7とは印象の違うサウンドがします。

サブドミナントマイナーについて、今はこのくらいのイメージで十分です。

アナライズしたあとは、どんなフレーズが合うかを考える

さて、ここまでアナライズをしたところで、
「どんなフレーズがサウンドするか」ということを考えます。

この作業がかなり大切で、

どんなフレーズを使うか、を知ることで、
必要なフレーズを集めたり覚えたり、実際にバッキングに併せて実験してみたり、

という練習にうつることができます。

練習の基本は「適当なことを絶対に演奏しない」ということです。
適当に音を並べたり、気分で音を紡ぐのも大切なのですが、
練習のときは「意図した音」を演奏するべきです。
アドリブに説得力がなくなってしまうからです。
(でも本番では、意図した音と、ひらめきを使って演奏することの配分が
結構難しかったりして・・全員悩むところなので問題なしです!)

では「どんなフレーズがサウンドするか」
まず簡単な箇所から
考えていきましょう。

<簡単な箇所とは>
「ツーファイブ進行」では
、あまり悩む必要もなく、
『ツーファイブフレーズ』が使えるんだな、というのが分かります。

例えば7小節目のEm7 A7とか、8小節目のDm7 G7、
サビのF#m7b5 B7などです。

以下の画像では、「単純なツーファイブ進行の小節」の下に、
「ツーファイブフレーズ」と表記しています。
yardbirdblog-5

しかし、多くの曲は(Yardbird Suiteもそうですが)
ツーファイブ以外の謎のコード進行に悩まされることになります。

今回の記事ではパーカーがまだ出てきていませんでしたが、
少し長くなってきたので、続きは次回の記事にします。

次回は、ツーファイブ以外のコード進行のときに
■どんなフレーズが使えるか
■どんなフレーズをストックすれば選択肢が増えるのか
引き続きYardbird Suiteを題材に、パーカーのソロもお手本にお話していきます。

コメント

  1. とても嬉しいコメントをいただきまして、ありがとうございます。少しでも練習のヒントになりましたら、幸いです。
    25の囲みなどすると、本当に頭がスッキリして、演奏しやすくなりますよね。
    シェア、是非よろしくお願いいたします!

  2. kaku より:

    ジャズギターを演奏している者です。
    今まで見てきたどのジャズサイトの解説よりも分かりやすく、説得力のある内容です。
    今まで譜面に対してなんとなくやっていた25の囲みなど、他の方もやってたんだなーと驚きました。
    本当に素晴らしい内容です。後輩などにもシェアさせていただきます。

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