悪いクセは一瞬で習慣化される

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今回は、演奏するうえでの「癖」についてのお話をしたいと思います。

以前にオススメした「自分の演奏の録音」ですが、実践してみましたでしょうか?

一瞬で演奏の悪い癖が治る魔法の方法
皆さんは、自分のライブでの演奏を録音したものを聴いて、 あちゃー!となったことはありませんか? こんな音で吹いていたのかー、こんなピッチで吹いていたのかー、 アドリブがこんなに調子っぱずれだったのかー、、、などなど。 自分が思っていたのとは...

きっと自分のあらゆる癖に気が付いたと思います。

「ビブラートが大げさすぎた」
「タイムが後ろ乗りすぎて、かなり遅れて聴こえる」
「アドリブに白玉の伸ばし音が多すぎて、なんだかカッコ悪い」

などなど、、全て私が自分自身の録音を聴いて思ったことがあることです。

自分の「癖」に気が付いた瞬間に、それは一瞬で治る

癖は簡単には直りませんよね?と思うかもしれません。

ですが人間の脳は案外単純かつ天才で、その癖に気付いてやめたい、
と思うと一瞬で直してくれるものなんです。

「習慣」について書かれた本を読むと、こんな話がよく載っています。

常に右手が上の状態で腕組みをしている人に、左手を上にして腕組みをしてもらうと、
たった数時間でその癖が定着し、右手を上にするのがなんだか気持ち悪くなってしまう。

 

自分の良くない癖、に気が付いたら意識的にやめようとすることです。
案外、意識するだけで直ることの方が多いものです。

悪い癖は一瞬で身についてしまう

しかし恐ろしいことに、この逆も真なりなんです。

「今は練習中だから、ちょっと楽な姿勢で吹いちゃおう」
「お腹も空いたし、疲れたし、タイム感なんて適当でいいや」
「呼吸法とか気にするのは面倒だから、今度気にしながらやればいいや」

なんて適当なことをやっていると、、

その奏法は確実にその日じゅうに身についてしまうことでしょう。
そしてそうやって身につけた癖ほど、直すのが難しいものです。恐ろしいですねー。

楽器の前では常に正直な人間でいないと、楽器にはなんでもバレてしまうみたいです。
以前にルー・タバキンさんのライブを観に行って、
「何かアドバイスを下さい」と話しかけたことがあります。

ルーさんはとても力強く

「One Note Says Everything.(一音が全てを物語る)」

と仰っていました。

楽器を吹く人達にとって、生涯の標語かもしれません。

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