憧れのプレイヤーが演奏するブルースのソロを可視化/言語化する練習、ジレンマ解消にオススメです。
憧れのプレイヤーの「アドリブ構築」を可視化/言語化
コピーしたアドリブ内容を可視化/言語化すると、自分のソロを組み立てるのに役立つので練習に取り入れています。
▼実際に使用している可視化/言語化シート
(自分用に書いたものです、汚い字ですみません)
曲は普通のブルースでしたので、コード進行は、あえて書き込みませんでした。
【アドリブ内容シート 作る順序】
全コーラス真似したくなるような素晴らしいアドリブを見つけた
↓
耳コピする
↓
コピーした譜面を見ながら、演奏内容を言語化。
直接譜面に書き込む or 言語化した紙を別に作る(←こちらの方が展開は把握しやすい)
コピーしたソロの譜面(五線譜)に直接フレーズ名などを書き込む時もありますが、
を見たいときは、↑のように言葉だけでまとめた【アドリブ内容シート】を作っています。
究極を言えば、【アドリブ内容シート】の通りに「自分の手持ちのフレーズ」を用いて演奏すれば、このアドリブのサウンドや盛り上がりを再現できちゃうんです。
補足:ソロ譜に直接書き込むのは、毎回やってます
▼コピーしたソロの譜面に、直接「フレーズ名/ちょっとしたメモ」などを書き込む場合はこんな感じになってます。毎回書き込んでいます。
心を動かされるようなソロに出会ったら、必ずその理由を考える
師匠から
と教わってきました。
どんなサウンドに自分は惹かれているのか?を言語化すると、
というジレンマが徐々に解消されてゆきます。
というお悩みを持つ方にもこの方法は有効です。「自分ならこの曲でこんなサウンドを出したい!」を知ることで、1つ前に進めると思います。
1つのコード進行に対して、複数の選択肢があることを知る
ジャズレジェンドたちの【アドリブ内容の言語化】を行うと、
ことが見えてきます。
それを自分のアドリブに落とし込むために、「フレーズそのもの」だけではなく「その選択肢ごと」言語化して覚えておくのがオススメです。
「この条件下ではこのフレーズ・モチーフ」という精細度で、選択肢を覚えておくんです。
選択肢を言語化する意味
コピーして「このフレーズ良いなあ・・」だけで終わるのは、ちょっともったいないんです。
アドリブの選択肢を言語化すると、そのサウンドを自分で再現できるようになってきます。
このプレイヤーは、このコード進行のときはマイナーペンタフレーズ使ってるのか。だから格好良いんだ。じゃあ自分は、このコードで他のマイナーペンタフレーズを試してみよう。
というように
を繰り返すことで、憧れのプレイヤーのサウンドを自分の標準装備に昇華できるというわけです。
「フレーズをそのまま拝借すること」も成長への大事な要素ですが、自分だったら・・を考えることを習慣にするのがポイントです。
コードに対しての選択肢を知ったうえで、アドリブ中に自分が好きな選択肢をリアルタイムで選んで演奏できるようになれば、とても楽しいと思いませんか。
言語化が上手になると、ジレンマがなくなってくる
言語化できるようになると、自分の演奏自体も明確になってきます。
適当なことを演奏しなくなってくるからです。
という状態が徐々になくなってきます。
言語化しているということは、脳の引き出しから出したいフレーズを出しやすくもなっているので、狙って美味しいサウンドを引き出すのが上手になります。
という状態からも脱出できます。
リアルタイムで「今演奏したいサウンド」を引き出すことができるようになるので、
というジレンマも解消されます。
ジレンマを解消できるかも?な動画
ジレンマを解消できるかもしれない動画を作っています。
少しでも参考になりましたら幸いです。
▼主体性を持ってアドリブできるようになる方法
▼フレーズを使うと書きソロのようになってしまう時の対処法
▼アドリブの練習 何から始めるべき?
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