バラードのアドリブのコツ

今日は難しいバラードのアドリブをとっつきやすくする方法です。

「In a sentimental mood」を題材に、書いていきたいと思います。

バラードのサイズやテンポに慣れる

バラードのコード進行は美しいものが多く、
ツーファイブや4度進行や、
ダイアトニックコードなどで綺麗に構成されていることがほとんどです。

*ダイアトニックコード・・・例えば
Fメジャースケールの音から出来るコードのことを
Fメジャーのダイアトニックコードと言う。
(この場合F△7,Gm7,Am7,Bb△7,C7,Dm7,Em7b5の7つのコード)

ですが、バラードのテンポで
いつものツーファイブフレーズやドミナントフレーズを使うと、

16分音符で演奏した場合、尺が足りない
8分音符で演奏した場合、間延びしてしまう

という問題が出てくることがあると思います。

最終的には「ツーファイブフレーズ」や「ドミナントフレーズ」などを
コード進行に沿ってアドリブに組み込めるのが1番良いですが、

ツーファイブフレーズなんかをバラードのテンポやサイズに合わせて演奏するのは
かなり難しいですよね。

そこで、バラードをKeyで捉えて演奏する、という方法をオススメします。

まずはコード進行をさくっと分析しよう

まずは、曲のコード進行をみて、

・ツーファイブ
・7thコードから4度進行しているところ(ドミナントモーション)

のコード進行に、「かぎかっこ」「矢印」を付けることから始めます。

そうすると、以下のようになります。

inasentimentalmood-blog-1

ざっくりとしたコード進行分析

Dmが続く最初の2小節は DマイナーのKey、とざっくり捉えます。
3〜4小節目のGmも同上です。
■「ツーファイブ」や「7thコード」が4度進行して、
最終的に着地したコードが何なのか、でKeyを捉える。
(例えば・・
Am7 D7のツーファイブが4度進行してGm7に着地している→Gm7 C7のツーファイブがF△7に着地している→ということはこの3小節間はF△7!!という風に。)
■ダイアトニックコードを知っていると、そのKeyの家族かどうか分かる。
(例えばBbm7はDbメジャーのダイアトニックコードなので、
DbメジャーのKeyと言える。)

さらに簡単にコード進行をとらえると・・

上の感じでもまだ

フレーズを「Dマイナー」「Gマイナー」「Fメジャー」「Dbメジャー」と
使い分けなければいけない

ので、少し難しい印象を受けると思います。

そこで、さらにシンプルにコード進行を捉えると、
このようになります。

inasentimentalmood-blog-2

■Dマイナーはフラット1つの短調
■Fメジャーはフラット1つの長調
どちらも同じフラット1つのKey(この2つは平行調)なので、
どちらか、に統一してしまいます。
GmはもともとFメジャーのダイアトニックコードに入っているコードですので、
ここもFメジャー(=Dマイナー)のKey、という捉え方にします。

そうすると、先ほどよりもシンプルになり、
フレーズの種類をそこまで手広くしなくても、アドリブが可能になります。

シンプルなコード進行に対して、どんなフレーズを使うか?

分析し終えた後のシンプルなコード進行に対して、
例えば

Fメジャー(=DマイナーのKey)のKeyの箇所には

■Fメジャーペンタトニックからできたフレーズ
■Dマイナーペンタトニック(Dブルーススケール)からできたフレーズ
■Dメロディックマイナーからできたフレーズ

DbメジャーのKeyの箇所には

■Dbメジャーペンタトニックからできたフレーズ
■Dbメジャーセブンス用のフレーズ

など、

選び方や組み合わせ方は自由に、
なるべくのびのび、「タイムをしっかり守る」ということも優先的に、
演奏してみると、バラードへの苦手意識が減ってきます。

慣れてきたところにだけ、ツーファイブも使ってみる

この練習の時点では、

コード進行・小節線を気にしすぎない

というのがポイントです。

「いかにタイムを守って、フレーズを紡ぎあわせられるか」を目標にして、
だんだんとバラードのサイズやテンポに慣れていきます。

16分音符や3連符に、フレーズの譜割りを変えて演奏したり、
色々試してみます。

そして、慣れてきたときに、

演奏できそうな箇所だけ(得意なところだけ)
ツーファイブのフレーズやドミナントのフレーズを入れる

と、とっても良い感じに仕上がります♪

ペンタトニックのフレーズは以下のページで紹介しています。

メジャーペンタ
https://jazzsounds.net/major-sevens-pentatonic

マイナーペンタ

素人感が減る!ペンタトニックの練習法
ペンタトニック+ブルーノートのフレーズは、 広い範囲で自由に使える、というのが...

メロディックマイナーのフレーズは以下のページで紹介しています。

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以前の記事で、メジャーセブンスの攻略法を書きました。 ツーファイブのフレー...
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