「コピーしたソロ」を取り入れるには〜実践編〜

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前回は、
ソロをコピー・採譜したものをどのように自分のソロに取り入れるか、
のルールについてご紹介させていただきました。

「コピーしたソロ」を自分のソロに取り入れるには
「コピーしたものを、どうすれば自分のソロに取り入れることができるか、 自分のフレーズのストックにできるか」 というご質問を、セミナーやこちらのブログ、レッスンで、いただきました。 (ブログに質問コメントをくださり、ありがとうございます。 と...

採譜したら、まずはコード名を必ずふりましょう

ソロをコピーしたら、まずは、コード名を必ず全ての小節にふりましょう。
これは必ず守ってください。

それができましたら、コード進行を2小節ずつに捉えて、
ソロを分解していきましょう。

気に入ったフレーズがあれば赤丸をつけます。
そして、それが「トニック」「ツーファイブ」のどちらに分類されるのか、
書き込んでいきます。

下の画像のような感じです。
(私がリアルに、自分用、ということで使っている譜面なので、
とても汚らしく採譜していてすみません。)

speaklow
「ツーファイブ」と「トニック」のフレーズに分類した上で、
私は

「裏コードのツーファイブ(最初の1〜2小節目)」
「メロディックマイナーで演奏しているところ(3段目)」
「ツーファイブの連続で、3-6-2-5のフレーズ(4段目)」

という風に、

・それがどんなツーファイブなのか
・どんなスケールを使ってできているフレーズなのか

も一緒に書き込んでいます。

細かく分析することで、
どんなコード進行のときに使えるフレーズなのか、ということが分かり、

使い回しの効く便利なフレーズになってくれます。

ただ、初めから
「どんなフレーズなのか」というところまで分析してストックする必要はありません。

まずは、

「ツーファイブ」と「トニック」の単位でフレーズを分けられるようになること

が一番大切です。

ソロは部分的にコピーするのもオススメ

ただ、毎回ソロの内容を全てとっているわけでもありません。

慣れてきたら、時間の節約のために、

欲しいフレーズだけを2小節単位でコピーする

ということも、オススメしています。

そのためには、曲を聴きながら、

いまコード進行のどこを演奏しているのか、

ということを常に把握している必要があります。

黒本を見ながら、コード進行を目で追いつつ、
CDの演奏を耳で聞きつつ、
「お!」と思うところがあれば、止めて、そこだけコピーする、のもおすすめです。

部分的にソロを採譜した譜面はこんな感じ

例えばIn Your Own Sweet Wayをコピーしていたら、
色んな人のバージョンのIn Your Own Sweet Wayを聴き、
欲しいフレーズのみをメモして、
横にアーティスト名も書いておくと、あとで復習しやすいです。

inyourown

少し小さくて見にくいと思うのですが、上の画像では、

フレーズの左上に「守屋 純子さん」「ケニードーハム」「スタンゲッツ」

という風に、アーティスト名をメモしています。

コード進行を記入しなければ、コピーした意味はほぼない

このように部分的にコピーする場合も、
必ずコード名は書きましょう。

コード名を書かなければ、
いったいそのフレーズはどのようなコード進行で
使えるのかが分からず、
コピーした意味はほぼ無い、と言っても過言ではありません。

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