「コピーしたものを、どうすれば自分のソロに取り入れることができるか、
自分のフレーズのストックにできるか」
というご質問を、セミナーやこちらのブログ、レッスンで、いただきました。
(ブログに質問コメントをくださり、ありがとうございます。
とても嬉しいです。皆様、質問コメントをいただけましたら回答させていただきます。)
今回は
についての、ちょっとしたコツをご紹介させていただきます。
まずは2小節単位でソロを分解しよう
アドリブをコピーしたときに、
それを丸暗記しても、違うコード進行の曲に活かすことはできませんし、
覚えるのも大変です。
まずは、アドリブソロを、2小節単位のパーツに分けて、
ストックすることをオススメしています。
なぜ2小節単位なのか
ほぼ全てのフレーズは、
・トニック
このどちらかに分類することができます。
ツーファイブとトニックの意味につきましては、こちらの記事でご説明しています。
「ツーファイブ」や「トニック」のフレーズは
2小節単位で区切れるものがほとんどです。
例外はもちろんたくさんありますが、
フレーズを2小節単位で分けることができれば
他の曲にも、その気に入ったフレーズを運用することができます。
「どのようなスケールを使ったツーファイブなのか」
「どうしてここでこの音を使っているのか」
というようなことを分析するのも大切なのですが、
これはかなり難しいことなので、理解が進んできてからでも遅くないと思います。
フレーズの分解に慣れてきて、
ジャズのフレーズや理論に慣れてきてから、考え始めるので良いと思います。
分類してみましょう。
実際のコード進行で試すとこのような感じ
例えばJust Friendsのソロをコピーしたのであれば、
赤丸で囲んだような単位で、ソロを分解して、ストックするのが良いと思います。
「○m7 ○7」は、「メジャーへ向かうツーファイブ」
「○m7b5 ○7」は、「マイナーへ向かうツーファイブ」
という風に、それが「どのグループのフレーズなのか」を把握して、
ストックすると、他の曲に応用することができます。
少し応用編
Just Friendsのコード進行の4段目のように、
7thコードが2小節続いているところにつきましては、
このように、自分でツーファイブに解釈し直してから
フレーズをストックすると、他の曲に運用しやすいです。
また、Just Friendsの3段目の3・4小節目のように、
F△7 | Dm7 のようなコード進行になっていることもよくあるのですが、
FメジャーとDマイナーは平行調であるので、
「F△7が2小節」という風に解釈しなおして、
その2小節間のフレーズを、「トニック」に分類したり、ということもよくあります。
次回の記事では、
実際に私がソロを採譜した譜面を使って、
「分類のコツ」
についてご紹介します。
コメント