ベースを聴け!は難しすぎる

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ロストしてしまうのをなんとかしたい方への記事
第二弾です。

第一弾はこちらです。

ロストしてしまうのをなんとかしたい
生徒さん方のなかで一番多いお悩みが、 「ロストしてしまうのをなんとかしたい」 というもの。 やはりこのお悩みが一番多いです。

ベースを聴け、は高度すぎるということ

生徒さんからよく、

「セッションに行くと、
『ベースを聴いていればどこにいるか分かるようになる』と言われるのですが、
分からないんです・・。」

とご相談をいただきますが、実は、

ベースを聴くというのは、とてもハードでレベルの高いことだと思います。

ベースだけを聴こう、とすると、かなり難しいので、
まずは「ドラムを気にすること」をオススメします。

ドラムは、1段が4小節あるとして、

1小節目っぽい感じ
4小節目っぽい感じ

を必ず演奏しながら出しています。
drums-fill

そして、各段の1小節目では、
ピアノやギターが、ジャーンとコードを弾いていますよね。

もちろん彼らはどの小節でもコードを弾いているわけですが、
ドラムフィルの後のコードを聴くことで、

サビかなあ
Aメロかなあ

というのは、練習し慣れている曲であれば、必ず分かるようになります。

ロストした後の流れをまとめました

ロストしてしまった・・

ドラムのフィルを待つ(4小節目まで待つ)

次の段の1小節目の「頭のコードの響き」を聴く

サビを演奏しているのが分かる

サビの1段目にいるのが分かる

このような流れで、曲に戻ってくることが、
誰でも必ずできるようになります。

あまり経験のない曲の場合は、
演奏されたコードを聴いてもわからないかもしれませんが、
それは、

個人練習で、バッキングを使って練習することで、

少しずつ解消されていきます。

次の小節ではなく、次の段から巻き返そう

セッションに行った先で、ドラムを気にして聴いてみるのも良いですし、
普段の練習のときから、バッキング音源を使って、

1小節目と4小節目のドラムがどんな感じなのか

を掴めていれば、

もし自分が1拍や2拍、もしくは1小節ズレてしまったときに、

次の段から巻き返す

ことができます。

学校で指揮をふるイメージ

私が中学生のときに、
合唱祭で指揮が正確にふれなかったクラスメイトがいたのを思い出しました。

彼はどうしても、指揮をしているうちに、一拍ずれてしまうのです。
(それでも指揮者に手を挙げた彼の意欲を尊敬します。)

「いち、にい、さん、しい」という感覚は、
たくさん曲を聴くことで、自然と養われるものだと思います。

それと同じように、「4小節の感覚」「ワンコーラスの感覚」も、

バッキングと合わせて沢山演奏したり、
沢山CDを聴いたりすることで、

小節を数えたりせずとも、自然と分かるようになってきます。

体感すれば誰しもが身に付けられる感覚ですので、
4小節の感覚がつかめない、という方は、
まずは楽しんで、好きなCDをたくさん聴いてみてください。

また、練習のときに、iRealproのアプリを使うなどして、
普段からリハーサルしておくのがオススメです。

セッションでは自分を責めすぎないで

とは言っても、セッションなどに行くと、
もしかしたら、

ベースラインがわかりにくい、
ピアノが間違えたコードを弾いている、
ドラムスのフィルがうまく入っていない、

という演奏も、ありうるかもしれません。(ホストの方以外の演奏では特に)

ズレてしまっても、どこかで帳尻を合わせられればそれが一番良いですが、
できないときもあります。

ですが、

失敗したところで命に別状はないし、
意外とみなさん自分自身のことで精一杯で、
「人の失敗」まで覚えていられない

ものです。

そう思うと、少し気が楽になります。

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