コードをグループ分けしよう

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なにか自分の中で課題曲があったとして、
その曲のアドリブを練習する前に考えるべきことがあります。
アドリブをするにはフレーズが必要です。
「どんなフレーズを集めるべきなのか」を自分で把握しておかなければなりません。

フレーズを集めるときのポイントは、
「トニック」「マイナートニック」「ツーファイブ」「マイナーへ向かうツーファイブ」
とフレーズをコードのまとまりでグループ分けすることです。

具体的なグループ分けの方法

まず「トニック」というのは、コード名ではなく、コードの持つ用法、というところでしょうか。
トニックの用法は「始まり、またはゴール」。
着地点・落ち着いた音、というようなサウンドがします。
メジャーセブン(△7)というのが付いているコードは否応なしに「トニック」に分類します。
(理論上は必ずしもそうとは限りませんが、私のアドリブ練習法ではそういうことにしています。)

「ツーファイブ」は4度進行した◯m7と◯7です。
このツーファイブは4度進行してメジャーセブン(先ほどのトニック)に着地・解決します。
例えば、Dm7-G7はGから完全4度数えたC△7に解決します。

「マイナーへ向かうツーファイブ」というものは、
4度進行している◯m7b5(フラットファイブは赤で描く)-◯7b9という組み合わせで、
4度進行してマイナーコードに着地・解決します。
例えば、Dm7b5-G7b9はGから完全4度数えたCm7に解決します。
code name1

この場合のCm7は、ツーファイブワンの「ワン」にあたり、
「マイナートニック」という用法になります。
やはり「着地・ゴール・落ち着いた音」というようなサウンドがします。

Dm7b5のような◯m7b5というコードは、
ただのマイナーセブンではなく、「b5(フラットファイブ)」といって、
コードの5番目の音がフラットしています。

書き方としては、このような文字で書かれることが多いです。

code name3

code name2

全てのキーのツーファイブやトニックのフレーズを練習しておくのは、
仕事があり時間がない方にとって簡単なことではありません。

自分が演奏したい曲に出てくるキーのツーファイブ、トニックのフレーズを
優先的に覚えましょう。

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