カデンツァって何をやれば良いの?

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カデンツァって何をやれば良いの??と途方に暮れたことはありませんか?

テーマを演奏し終わって、シーンとなって急に一人取り残されて、
困りますよね。

CDを聴いてみてもコピーをしてみても、何をやってるかよく分からないし・・。

私も全くどうしてよいのやら分からず、困っていました。

カデンツァは基本的には何をしても大丈夫

カデンツァではピアノやドラムやベースが全く音を止めてしまうので、
基本的にはフロントは何を演奏しても自由です。

ですが、最後みんなでジャーン、と音を合わせて終わるためには、
「アイコンタクト」と「その曲のKeyが分かっていること」が必要です。

どういうことかと言うと、

例えばFメジャーのKeyの曲であれば、
自由なことを演奏した後に、

F△7のコードノートなどにしっかり音を解決させて(音を伸ばして)、
リズム隊の人たちにアイコンタクトを取らなければいけません。

もちろんコードトーン以外を使ってもOKです。
例えば、#11のテンションを伸ばしたり、9thを最後の音にしても良いです。
(マイナーキーだと、また伸ばしてよい音が変わってきます。)

具体的にはカデンツァで何を演奏したら良いのか

ではカデンツァの中身は、具体的に何を演奏したら良いでしょうか。

一番簡単なのは、

例えばFメジャーのKeyの曲であれば、
F△7で演奏するようなことを、ランダムにいくつか繋いでいく方法です。

F△7のフレーズ(トニックフレーズ)や
Fのメジャーペンタトニックを、ずらずら並べます。

適当に繋いでも、止まることなく色々なアイディアが出てくるようになるまで練習します。

最初は難しいと思うので、

使うフレーズを4つ〜5つ決めてしまい、それをランダムに繋いでみる練習

をしましょう。

そして、用意したフレーズを演奏し終えたら、
F△7のコードトーンを伸ばしてみましょう。

カデンツァっぽくなりましたか??

この練習はとてもおすすめで、
「カデンツァ=テンポを定められていない」なかで
自由にFメジャーのサウンドを繋げることができれば、

曲の中の

F△7はもちろん、
Gm7 C7の箇所、
Dmの平行調マイナーキーの箇所、
Cm7b5 F7b9の、Dmへ解決するツーファイブの箇所

というように、
さまざまなところで、カデンツァで練習していたフレーズが使えるようになります。

そしてランダムにスラスラ出てくるようになります。

このさまざまなところで共通のフレーズが使えることについては、
こちらで説明しております。

コード進行をなるべく簡素化する方法
コード進行は、コードを省いたり、書かれていないコードを想定したりすることで、 意外と色々な解釈の仕方をすることができ、アドリブしやすくなります。 一見複雑に見えるコード進行も、 なるべく簡単に解釈して演奏すれば、そんなに怖いものではなくなり...

少し発展させたカデンツァ

カデンツァではリズム隊は演奏を止めているので、
テンポ・Key・サウンドはかなり自由です。

例えばFメジャーの曲であれば、

Fメジャーに向かうコード進行を自分なりに想定して演奏する

というのも一般的な方法です。

どういうことかというと・・・

F△7に最終的に解決するコード進行を想定すると良いので、

1 Gm7 | Gm7 | C7 | C7
2 Am7b5 | D7b9 | Gm7 | C7 (3-6-2-5を使った例)
3 Abm7 | Db7 | Gm7 | C7 (半音上の進行をぶつけた例)
4 Gm7 | C7 | C#m7 | F#7 ( 裏コードを使った例)

4パターンあげましたが、このほかにも無限のコード進行が存在します。
自由だからです。

自由と言っても、本当にデタラメを演奏しても面白くないので、
このようにコード進行を想定して演奏するのが良いです。

想定したコード進行を演奏した後で、
最初にご説明しましたF△7のフレーズをつなげても、
内容に富んだ素敵なカデンツァになります。

想定したコード進行に対して、
ディミニッシュスケールなどを使う

というのも雰囲気が出てとてもオススメです。

ぜひ試してみてください。

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