さて、枯葉でアドリブ実践編の続きです。
こちらの記事は、前回の記事を読んでから読むことをお勧めします。
アドリブへの最短ルート:フレーズ当てはめ練習
いよいよ、私のアドリブ練習法実践編です! スタンダード曲「枯葉 Autumn Leaves」を使って、 実践編を書いていきたいと思います。
枯葉のコード進行は2つのツーファイブに分けられる
理論上では、この二つのツーファイブに使うべきスケールは
Cm7-F7-Bb△7には Bbメジャースケール、
Am7b5-D7b9-Gmには Gハーモニックマイナースケール、
もしくはGメロディックマイナースケール
もしくはGメロディックマイナースケール
ということになり、
そのスケールを用いて作られているフレーズをストックするべきなのですが、
初期の段階ではひとまずフレーズを覚えるのが先です。
でもフレーズがどんな音使いでできているか、 知らないとだめじゃないの?
コピーしたフレーズがどのようなスケールから、どんな考え方で作られたか、を
皆さんが知っている必要はありません。
なぜかというと、
ジャズの巨匠たちの演奏からコピーしたフレーズであれば、
理論に即した音使いになっているはずだからです。
巨匠たちがツーファイブワン、のところで吹いているフレーズは、
そこに合ったスケールで出来ています。
初期の段階では、皆さんは考えず、ただ受け取るだけで良いのです。
「なんとかスケールから作られているフレーズで・・」というようなことを考えるのは、
吹いていない時間にしましょう。
というのも、フレーズをある程度覚えてくると、
コードと音の結びつきも自然と理解できるようになります。
フレーズを練習しただけで理解できるなんて、話がうますぎる、
と思うかもしれませんが、これは本当です。
百聞は一吹きにしかず。なのです。
ツーファイブ・フレーズを覚えることが大切 C-003
なぜツーファイブ・フレーズを覚えることがアドリブに重要なのか?ツーファイブのコード進行で、ジャズレジェンドたちは色々なフレーズを演奏してきました。それらのフレーズはツーファイブフレーズと呼ばれています。ジャズレジェンドたちが創り出したツーフ...
フレーズを分析することで得られることは・・
もちろん理論もとても大事なことです。
理論が分かっていると、ひとつフレーズを覚えただけで、
こんなところでも、あらこんなところでもこのフレーズ使えるのね、
と分析できたりします。
ですが、まずは曲に合わせて吹いてみる、というのが大事です。
枯葉アドリブ実践編、次の記事では実際に音を出してみたいと思います。
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